【夏の富士山】パール富士,「人文字」の登山者の光と工場夜景

今回は、夏の富士山を登る、幻想的な「登山者のライト」の風景をご紹介します。
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夏の風物詩「人文字」の光
夏の夜の富士山では、「人」という文字のような光を見ることができます。これは、山頂でご来光を見るために登山をしている人のヘッドライトです。富士山登山の4大ルート「須走ルート(左)」と「吉田ルート(右)」のが、山頂手前で交わるため「人」という文字に見えます。ゆらゆら揺れる光は、とても幻想的です。
「人文字」の富士登山者のライトが見れる場所と時期は?
「人文字」の光は、山中湖付近から見ることができます。富士山の山開きは、基本的に7月10日~9月10日ですが、天気が良い土日や、お盆は登山者が多いので光も多くなります。
(富士登山関連のホームページ等に混雑予想カレンダーが載っていますので参考にさせてもらってます。)
個人的には、月あかりで夜でも富士山の輪郭が良く見えるので、満月に近い日がオススメです!
花の都公園の「人文字」とパール富士
撮影に行った日は、天候の条件が良ければ 深夜0時過ぎに「山中湖 花の都公園」付近で「パール富士」が見られる日でした。「パール富士」とは、富士山の山頂に「月」が重なる現象のことです。月が真珠のように美しく見えることから、そう呼ばれるようになったそうです。
※ 太陽が重なる現象の場合は「ダイヤモンド富士」と呼ばれています。「パール富士」や「ダイヤモンド富士」は、時間帯や方角、気象条件等が揃った時に見ることができます。
* In the case of overlapping suns, it is called “Diamond Fuji”. You can see “Pearl Fuji” and “Diamond Fuji” when the time, direction, and weather conditions are complete.
上の写真が、「パール富士」の光景です。自分のカメラと腕では、あまり上手く写せませんでしたが、「人文字」の富士山と重なり、幻想的で素晴らしい光景でした。月が富士山に重なってから、山の裏側に入ってしまうまでの時間は、本当に一瞬でした。
花の都公園では、ヒマワリも見頃で元気に咲いてくれていました。ちょっと不思議ですが、ここのお花は「ヒマワリ」以外も全部カメラの方向(富士山と逆)を向いて咲いている気がします。(?)
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田子の浦・静岡県側からの登山者のライト
富士登山者のライトは、静岡県側からも見る事ができます!
この日は、山中湖で撮影する前に「田子の浦【静岡県富士市】」にも寄りました。山中湖付近のように「人文字」の光ではありませんが、静岡県側の「田子の浦」からは、富士山登山の4大ルートの一つ「富士宮ルート」の登山者のライトを見る事ができます。
上の写真が、田子の浦の風景です。「田子の浦みなと公園」にある「ドラゴンタワー」という展望台から撮影しました。
富士山と水面に映る工場夜景が、とても幻想的で綺麗でした。
The night view of Mt. Fuji and the factory reflected on the surface of the water was very fantastic and beautiful.
(※ 注意:この日は全然人がいなかったので大丈夫でしたが、ドラゴンタワーは人が歩くと少しだけ揺れてしまうので、三脚を使った長時間撮影の場合、写真がブレてしまう事が多いです。)
【おまけ】夕暮れ時の田子の浦・・・
上の写真は、19時頃の田子の浦の風景です。この後、富士山に雲がかかってしまい見えなくなってしまったので、ドラゴンタワーの上で待機していましたが、夜風が涼しく、月灯りに照らされた駿河湾が綺麗で最高に癒される時間でした。
この日は、「田子の浦」から富士山の東側を遠って「山中湖」に向かいましたが、移動中も常に肉眼で登山者のヘッドライトを見ることができました。
夏限定の幻想的な光景。良かったらぜひ眺めて見てください。
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