【カメラはじめての方・フィルター③】「ハーフNDフィルター」って? どんな時に使うの?

前回「NDフィルター」「PLフィルター」について書かせて頂きましたが、今回も続きで「ハーフNDフィルター」についての内容です。
– 目次 – |
「ハーフNDフィルター」ってどんなフィルター?
「ハーフNDフィルター」は、フィルターの半分までがNDフィルターで、残りの半分が透明になっているフィルターです。
明暗差の激しい被写体を撮影する時に、差を小さくする為に使われます。
(※ ハーフNDフィルターには、丸枠入りの「R-ハーフND4」もありますが、今回は角形でご紹介させて頂きます。)
「ハーフNDフィルター」の種類
角形の「ハーフNDフィルター」には、大きく分けて3種類のタイプがあります。
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と、撮影の目的によって異なり、サイズも (S・75mm程度/M・100mm程度/L・130mm以上)、減光度合いの種類も「ND2」「ND4」「ND8」「ND16」、「ガラス製」「樹脂製」など種類があります。
(※ 撮りたいものにもよりますが、一般的に一番使いやすいハーフNDフィルターは「ソフトタイプ」の「ND8」のようです。)
「ハーフNDフィルター」をレンズにセットするには?
角型の「ハーフNDフィルター」をレンズにセットするには、フィルターのサイズに合ったホルダーが必要です。
ホルダーは、「フィルターホルダー」「マルチホルダー」などと言う名称で(マグネット式のホルダーは「マグネットホルダー」)、フィルターをセットできる枚数も様々です。
「ホルダー」と「レンズ径」が合わない時は?
ホルダーとレンズ径のサイズが合わない場合は、ホルダーとレンズ径を繋ぐアダプターリング(ステップアップリング)が必要になります。
「ハーフNDフィルター」は、「ホルダー」がなくても手持ちで撮影できる?
ハーフNDフィルターをレンズの前にかざして撮る方は多いようですが、余計な光が入ってしまうことがある為、オススメされていないようです。
ハーフNDフィルターを使った写真
【 野平の一本桜 夕焼け 】
【 二反田の桜 夕焼け 】
上の写真2枚は、「ハーフNDフィルター・ソフトタイプ・ND8」を使用して撮影しました。(当時ホルダーを持っていなかったので、手持ちで撮影しました。)
空が明るくて、地上が暗い風景だったので、空にピントを合わせると地上の風景が真っ暗になってしまいます。
逆に、地上の風景にピントを合わせると、空が真っ白になってしまうので、ハーフNDフィルターがあって助かりました。
まとめ
今回「ハーフNDフィルター」について書かせて頂きましたが、カメラの機種や現像ソフトによっては、明暗差を合成できるので「ハーフNDフィルター」は無くても大丈夫な事が多いようです。
合成しないで1枚で撮るのが好きな方には、オススメのフィルターです。
私も、最近「MARUMIの角形・マグネット式(ソフトタイプ・Mサイズ・ND8)を購入しました。一般的な角形の「ハーフNDフィルター」は、ホルダーの溝にフィルターを差し込んで固定しますが、マグネット式だと磁石なのでパチッと簡単にセットできて、準備が簡単です。
「ハーフNDフィルター」が活躍する場面は、日の出・日の入などの素晴らしい瞬間だと思うので、使える機会に これから出会えるのが楽しみです。
フィルターは、他にも色々あるので、調べてみるのも楽しいかも知れませんね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。