【栂池自然園・山荷葉】まるで氷やガラス細工?雨が降ると透明になるサンカヨウ

今回は、雨に濡れると透明になる神秘的なサンカヨウについてご紹介します。
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サンカヨウ(山荷葉)って?
サンカヨウは山野に自生する多年草です。高さは30~70cmくらいで、5~7月で、茎の先に直径2cmほどの白い花つけます。
雨に濡れると花が透明になる?
サンカヨウの花は、朝露や雨などの水分を吸うと、花びらがガラス細工のように透明になり、乾くと白色に戻ります。
仕組みについては、水をたくさん含むと光の屈折や反射が弱まる等の説がありますが、詳しいことは解明されていません。
ブドウのような実をつける?
サンカヨウは、花が終わると 1.5cmくらいの青紫色のブドウのような実をつけます。実は、食べられる実で甘酸っぱい味がします。
花言葉は?
サンカヨウの花言葉は、「幸せ」「親愛の情」「清楚な人」などです。素敵な言葉ばかりですね。
標高1,900m! 栂池自然園って?栂池自然園は、様々な動植物を観察することが出来る 日本でも有数の高層湿原がです。
【栂池自然園のミズバショウ(左)・キヌガサソウ(右)】 |
栂池自然園のサンカヨウと風景
今回、透明のサンカヨウを撮影した、雨の栂池自然園の風景をご紹介致します。
上の写真は、栂池ヒュッテです。雨が強く霧につつまれています。
ミズバショウ湿原の風景です。栂池自然園は、ツキノワグマの生息地なので 気をつけながら遊歩道を進みました。
念の為、現地のスタッフさんに、熊について聞いてみると「最近は見ていない」「雨の日は視界が悪いから熊も出てこないと思うよ」「歩道から外れなければ大丈夫」などと教えてくれたので、ちょっと安心しました。(念の為、クマ鈴と音楽を流しながら進みました。)
訪れた日は、6月後半でしたが気温12度で所々雪が残っていました。
栂池自然園で、サンカヨウが多く見られるのは、時期にもよりますが「ミズバショウ湿原」と「ワタスゲ湿原」です。
現在サンカヨウが咲いている場所などは、栂池ビジターセンターで詳しく教えてくれます。
(電話でも教えてくれました!)
サンカヨウを発見しました! はじめて見るので感激です。沢山咲いていて可愛かったです。
雨が大量に降らないと花は透明にならないのですが、雨が強く降ると散ってしまいます。
なのでポイントは、雨が直接当たりにくい 木の下と現地の方に教えて頂きました。
綺麗な透明のサンカヨウを見つけました。本当に氷やガラス細工のようで感動です。
こちらは、1枚花弁が散っていますが、形が雫のようでとても綺麗です。
神秘的なサンカヨウ、雨の中でしたが来て良かったです! 素敵な思い出が増えました。
おまけサンカヨウが散ると? 上の写真は、散ってしまったサンカヨウです。花びらが透明で、まるでガラスの破片のように見えます。 散り際まで不思議で魅力いっぱいのお花でした。 |
まとめ
今回は、雨の栂池自然園で撮影した、サンカヨウの花をご紹介させて頂きました。
透明のサンカヨウは、雨が上がると透明から白色に戻ってしまう為、タイミングがちょっと難ので、今回撮影できて嬉しかったです。
神秘的な自然の美しさに感動しました。
また、機会があったら撮影に行きたいです!
ここまで見てくださってありがとうございました。
栂池自然園の撮影・詳細情報
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