アジサイのちょっと変わった珍しい品種のご紹介| 2019年 紫陽花の名所「片原温泉あじさいの里」の展示コーナー

アジサイは、梅雨の季節に綺麗な花ですが、形や名前などをよく見てみると「こんな種類も あったんだ!」と、意外にインパクトがあって面白かったりします。
今回は、愛知県の紫陽花の名所「片原温泉あじさいの里」に展示されていた、少し変わった品種などをご紹介します。
– 目次 – |
アジサイの種類は どのくらい? 原産国は?
アジサイの種類は、3,000種類以上とも言われています。毎年多くの品種が作り出されていて、正式に登録されていない品種もあるため実際は数え切れないようです。
アジサイの原産国は日本で、日本固有の「ガクアジサイ(額紫陽花)」が原種です。そこからさまざまな品種へと広がっていきました。ガクアジサイの特徴は、中心の花を飾る額縁のように、周りにだけ花を咲かせます。 梅雨の頃によく見る丸いアジサイは「セイヨウアジサイ」と呼ばれる品種です。
アジサイは土で色が変わる!?
アジサイは土壌の性質や、花咲いてからの日数で色に変化がある花です。アジサイは、土壌が酸性の場合は「青みの花」をつけ、アルカリ性の場合は「赤みの花」をつけます。そのため、酸性の強い日本の土壌では、青~青紫のアジサイが多く、アルカリ性の強いヨーロッパの土壌ではピンク~赤紫のアジサイが多く見られます。
アジサイの種類 一覧
今回は、2019年6月初旬に「片原温泉あじさいの里・あじさい祭り」に展示されていた紫陽花を20種類掲載します!
アジサイの種類1. テマリテマリ
テマリテマリと言う、アジサイの「てまり型」にまとまった花は名前だけでなく、雰囲気もとても可愛らしいです。1つの花房にたくさんの花がつくので、表面の花が咲いて色づいてきても、中心から次から次へと蕾が開いて色づきます。
【ひとこと】少しづつ色が違ったパステルカラーのグラデーションが、とても可愛いらしい紫陽花でした。
アジサイの種類2. オタフクアジサイ(ウスアジサイ)
オタフクアジサイ(ウスアジサイ)は、江戸時代に作られたガクアジサイの園芸品種です。オタフクアジサイ(ウスアジサイ)も、土の酸性度によって花色が変化するアジサイですが、ピンク花の場合は「オカメ」や「梅花」と呼ばれるようです。最大の特徴は花弁の形で、花弁の縁が内側に巻きこんでいるため、お皿のようになっています。
【ひとこと】見た目も特徴的ですが、名前が「オタフク」「オカメ」「梅花」など和風なところも素敵です。
アジサイの種類3. アナベル ジャンボ
アナベル ジャンボは、直径30cmもある花房がつくアジサイです。 咲き始めは緑色の花がやがて白色へ、さらに美しいヒスイのような淡い緑色へと変化する花色が魅力です。
【ひとこと】茎が太く丈夫なため、ボリュームのある花が咲いても倒れる事がないらしいです。(ちょっと心配だったので良かったです。)
アジサイの種類4. シュガーホワイト
シュガーホワイトの魅力は、純白の花色で清楚でピュアな雰囲気です。花1つ1つが大ぶりで、それがいくつも集まった花房も、ころがり落ちそうなほどの立体感があり、1つの花房だけで花束のようにも見えます。土の酸度に左右されず真っ白な花を咲かせます。
【ひとこと】真っ白な紫陽花の花は、見ているだけで癒されました。土の状況で色が変わらないのも凄いです。
アジサイの種類5. コンペイトウ ブルー
コンペイトウも、土壌の酸性度によって、花の色を変えることができます。酸性の土壌では、青色の花を咲かせることができ。アルカリ性の土壌では、きれいなピンク色を咲かせることができます。
【ひとこと】すごく可愛らしい形の花で、色のグラデーションも綺麗で素敵です。
アジサイの種類6. ババリア
ババリアは、清々しいブルーにうっすらホワイトグリーンが入る爽やかで涼しげなカラーの紫陽花です。花つきもよく、茎は丈夫で育てやすい品種になっています。
【ひとこと】深い青色がとても綺麗な紫陽花で、花の縁が水色な所も素敵です。
アジサイの種類7. コットンキャンディー
※ 鉢が2つあったので【カメラの設定:(上)ホワイトバランス・曇天、(下)ホワイトバランス・太陽光】で撮影。どっちの色も綺麗で好きです。
コットンキャンディーは、柔らかなピンク色が魅力的な品種です。咲き始めはクリーム色で時間が経つとともに、ピンクが濃くなっていきます。性質はコンパクトで、多くの花を咲かせます。
【ひとこと】名前も可愛らしいですが、ピンクと白のグラデーションが物凄く可愛かったです。
アジサイの種類8. 紅風車
紅風車は、赤紫色に青色が入る複色咲きの剣弁で、ガク片同士が離れて咲きます。
【ひとこと】花は少なめの紫陽花でしたが、風車と言う名前がぴったりな印象でした。
アジサイの種類9. 清澄沢
清澄沢は、かなり大型になるヤマアジサイで、花も大輪です。
【ひとこと】花弁が平たくて真っ白、ちょっと不思議な紫陽花でした。
アジサイの種類10. ポップコーン
【ひとこと】たまに見かける紫陽花の品種。花弁の形がポップコーンのようでインパクトが強いです。
アジサイの種類11. 桜花乱舞
【ひとこと】名前の通り、とても華やかな印象の紫陽花でした。
アジサイの種類12. スターリットスカイ
【ひとこと】花弁が葉っぱのように柔らかそうな紫陽花でした。
アジサイの種類13. トモエ
【ひとこと】花弁の形がバラの花のようにも見えて、品がある色も綺麗な紫陽花でした。
アジサイの種類14. 大山
【ひとこと】水色の花が可愛らしい紫陽花でした。山の名前かな?と少し気になりました。
アジサイの種類15. 石鎚の光
【ひとこと】小さめで可愛い花びらでした。名前のインパクトが強いです。
アジサイの種類16. 雷音
【ひとこと】雷音という名前のインパクトが強いですが、花弁の形が稲妻のように見える気もします。色も花も美しい紫陽花でした。
アジサイの種類17. ハイドディープパープル
【ひとこと】青と紫のグラデーションの花弁が特徴的でした。葉っぱが見えない花のボリュームにびっくりしました。
アジサイの種類18. シホウ
【ひとこと】紫とマゼンタのグラデーションと花弁の形が凄く綺麗な紫陽花でした。葉っぱも大きいです。
アジサイの種類19. ハワイアン ジュピター
【ひとこと】ハワイアン ジュピターも名前のインパクトが強いですが、花の色も凄くインパクトが強い紫陽花でした。
アジサイの種類20. 流星
【ひとこと】名前がかっこいい紫陽花です。名前を意識しながら見ると花弁も星のように見える気がします。
まとめ
初夏を彩るちょっと変わった品種のアジサイを20種類ご紹介させて頂きました。一つ一つのアジサイを何の種類のアジサイだろうと推測しながら見てみると、普段とは少し違った印象を受けます。種類がたくさんあって、新種につける名前を考えるのも大変そうですよね。
アジサイの英語表記は・・・
アジサイは英語で【hydrangea】カタカナ表記で「ハイドライジア」です。ギリシア語の「ハイドロ:水」と「アンジェイオン:容器」が組み合わされて「水の器」と解釈されたのが由来らしいです。アジサイは水が大好きなお花なのでイメージにぴったりですね。
梅雨の風物詩のアジサイは、雨にぬれた姿もとても美しく見ているだけで癒されます。傘をさしてでも見に行くのも素敵ですね。
2019年 片原温泉あじさい祭りの詳細情報
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・【電車でアクセス】JR 「名古屋駅」~「蒲郡駅」下車。タクシーで約15分 (※ あじさい祭り期間中は、蒲郡駅より臨時直行バス運行)
・【車でアクセス】東名高速道路「音羽蒲郡IC」から三河湾オレンジロード経由で約30分 |
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